最近着物に興味がでてきて、着物生活がしたいな~。と思って色々調べています。そうすると、着物で生活するうえでの不便な部分が出てきます。
中でも、大きく広がった袂が食事や作業の時に引っかかるのが大変みたいですね。中でも、ドアをあけた時にドアノブが引っかかって袂が破れたりつんのめったりすることがあるようです。
確かに、開き戸って古い建物や時代劇ではあまり見ないですよね。ドアの歴史について書いてあるサイトを見てみると、どうやら防衛意識の差のようです。外開きのドアも、日本特有のものであまり他の国では見ない様式だそうです。
どうやら日本で開き戸が一般に普及したのは、建築の洋風化が進んだことが理由のようです。
引き戸とは何か
引き戸は、横にスライドさせて開閉するタイプのドアです。ふすまや障子戸は、日本風の家ではよく見るタイプのものですね。
引き戸のメリット
引き戸のメリットは、扉を開けた時に開いたドアが邪魔にならないことです。また、風などで勝手に扉が閉まることはありません。暑い日に、風通しを良くしようと思ってドアを開けたままにしていると、勝手にばたんと閉まって驚きますよね。
引き戸であれば、勝手にドアが閉まることを気にしなくて済みます。
引き戸のデメリット
引き戸のデメリットは、気密性が低いことと、引き戸が動く部分がデッドスースになるところです。
引き戸はその構造上、どうしてもドアがスライドする場所に空間ができます。ゴムやスポンジを貼れば軽減できますが、今度は開閉のしづらさに繋がります。
そのため、どうしても開き戸よりも気密性には劣ってしまいます。
引き戸が動くスペースがデッドスペースになるというのは、引き戸の構造上仕方がないことですね。
開きドアを引き戸にリフォームするときの注意点
構造上大規模な工事が必要な場合がある
開き戸の場所によっては、そもそも引き戸の設置が出来ない場合があります。また、設置に大規模な工事が必要になり、ウン十万円の費用がかかる場合もあるようです。
着物生活に不便だからといって、リフォームしようと思うのは短絡的かもしれませんね。
着物で開き戸とうまく付き合う方法
ドアをあけるときは袂を寄せる
ドアノブに引っかからないようにするには、ドアをあける側の袂がドアに引っかからないようにすればいいわけです。
遠くのものを取るときのように、反対の手で袂を寄せればドアノブに引っかかるということはないわけですね。
慣れる
偉大なる普段着物の先人たちのブログを見てみると、開き戸への対応方法は最終的には「慣れる」の一点に尽きるようです。ドアノブに引っかからない習慣ができれば、意識しなくても引っかからない体の使い方が出来るというわけですね。
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