これからの季節は雑草との戦いです。刈っても刈っても伸びてくる雑草と戦うのに刈払機は心強い味方です。しかし、刈払機は大きいので疲労が溜まりやすいですし、使い方が悪いと腰や体を痛めてしまうこともあります。
体を上手く使うと、疲労を軽減し怪我のリスクも減らすことが出来ます。今回は私が動画で見た古武術の体の使い方から、実際に試してみて効果のあった方法を紹介します。
骨盤で使う
まずは「骨盤で使う」を解説します。刈払機は脇に抱え込んで使用します。広い範囲の草を刈るためにはカッターを左右に振らなければいけません。この時に、骨盤の上に刈払機を置くイメージで抱えると無駄な力が入らずに刈払機を扱うことが出来ます。
腕は固定する
刈払機で広い範囲の草を刈るときは、刈払機を左右に動かします。このときに腕だけで動かすと腕が疲れるだけでなく、刈払機が不安定な状態になります。危険ですし、能率も落ちてしまいます。
意識するポイント
刈払機は体全体で使うというイメージで、カッターを体の正面に置きながら体全体を使うようにします。首だけでカッターを追うと腕だけになりやすいので、へそで追うように意識すると体全体で動きやすいです。
股関節をたたむ
刈払機を使用するときにやってしまいがちなのが腰をスイングさせる動きです。この動きは力が出づらいだけでなく、腰を痛める原因にもなります。骨盤から動くことで腰に負担を掛けずに刈払機を振ることが出来ます。
意識するポイント
方法としては、振りたい方向とは逆の足の膝を内側に落とすイメージで曲げます。この時に、股関節をたたむイメージで骨盤を振りたい方向に向けます。やってみると、自分の思った以上に力強く体を振ることが出来ることが分かります。
姿勢よくする
刈払機を使っていると、どうしても下を向きがちになって猫背になってしまいます。猫背は肩や背中の負担になり、腰にも影響が出ます。下を向きがちだからこそ、意識して正しい姿勢にすることで疲労を軽減できます。
意識するポイント
意識するのは首を起こすこと。そして骨盤を立てる事です。首を立てるだけで背筋が伸び、体のバランスを正しい形に持って行ってくれます。骨盤を立てるのも同様で、腰や足の筋肉をバランスよく使えるようになるので疲労が少なくなります。正しい姿勢を意識すれば、普段の生活でも疲労がたまりにくくなります。
作業スピードもアップする
正しい姿勢での作業は、疲労を軽減してくれるのでその分体力が温存できます。なので、普段はつかれて後日に回していた作業も出来るようになります。体の使い方を意識するだけなのでお金をかけずに作業効率をあげることが出来るのでかなりオトクですね。
今回のポイントは、刈払機は骨盤に乗せる。左右に振るときはあ腕ではなくへそで振る。股関節をたたむことで少ない力で大きなパワーを出せる。の3つです。本当に作業後の疲労度が違うので、ぜひ試してみてください。
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