大学はやりたいことと就職のために選ぼう【後悔しないための心構え】

生活

私は一応4年制大学を卒業しています。しかし、今はブログを書く以外は何もしていないロクデナシになっています。

世のお父さん、お母さんは勉強していい大学に入ればいい就職が出来てその後も安泰だと思いがちですがそんなことはありません。

確かに大学を卒業すれば大卒ということになるので給料も上り、将来の幹部候補として総合職で会社に入ることも出来るでしょう。でも、しっかり大学で目的意識を持っていないと私のように堕落した人間を作り出すだけです。

今回の記事では、親や周囲に流されて目的意識もなく大学に入った私の末路とそうならないための大学の選び方、大学の過ごし方について書いていきます。

私が大学生活で得たものと失ったもの

まず、私が大学生活で得たものと失ったものについてお伝えします。

先述したとおり、私は大学には自分の意志で行っていません。私は本当は美術系の大学に進学してイラストなどの仕事がしたかったのですが、親や先生の反対もあって経済学部に行くことになりました。

そんな目的の薄い大学進学でしたがそれでも得られたものはあります。私が大学生活で得たものと失ったものをまとめてみました。

大学生活で得たもの

話の合う人との出会い

高校、大学の進学には学力が必要ですね。そのため、自分が入れるレベルの学校に行くことになります。

そうなると、必然的に自分の話す会話のレベルと同じぐらいの人が集まることになります。話をするときに、相手のレベルが高すぎたり低すぎたりすると話を合わせるのにとても苦労します。

話が合えば友情も深めやすいですよね。高校や大学で親友に出会えたという人も多いはずです。

そして、大学で今までと一番違うのがサークル活動です。

高校の頃に比べると講義を自分で選べるので自由度がかなり上がります。サークルの先輩から講義の取り方についての助言をもらえることは、サークルに入っていてよかったな、と思うところです。

また、一人暮らしの人も多くなるので一緒にお酒を飲んだりする機会も増えます。私は高校までの友人とはもう殆ど連絡をとっていませんが、サークルで出会った人とは今も連絡を取り合っています。

違う土地でのひとり暮らし

高校で遠くの学校に進学し、寮や下宿で生活する人は少数派ではないでしょうか。多くの人は県内の高校に進学し、自宅から通うことになります。

それに比べると大学は全国から人が集まります。当然アパートや下宿でひとり暮らしをすることになりますね。

今までは親にやってもらっていた家事は全て自分でやらなくてはいけません。外食はお金がかかるので自炊もする必要があります。

新しい土地で自分の裁量で全てを行わなければいけないという経験は、かけがえのないものでした。

大学生活で失ったもの

規則正しい生活

ひとり暮らしをすると口うるさく言ってくる家族は当然いません。そうなると、夜更かし、二度寝はし放題です。

成人してお酒を飲めるようになると、昼間から飲んでべろんべろんになっても何も言われません。自分を律する心がなければ、どこまでも堕落できるのが大学生のひとり暮らしの恐ろしいところです。

時間とお金

大学に行くのにはお金がかかります。私立の大学なら1年に百万円単位の授業料がかかりますね。それとは別に生活費もかかります。こちらも百万円は見ておいた方がいいでしょう。

そして、4年間あるいは2年間の時間を使うことになります。大学に通うなら、目的をもって行かなければそれだけの時間をほぼ無駄に過ごすことになります。

ここで留年を繰り返し、最大年数である8年を過ごしてしまうとどうなるでしょう。卒業したときには26歳。新卒・有名大学出でも欲しいと思う企業は少ないでしょう。あなたが採用担当だったら、エントリーシートを見て8年大学にいた人間を欲しいと思うでしょうか?

大学生活で気を付けること

大学で過ごす18歳から22歳までの時間は30代の4年間よりもはるかに大切です。若いころの時間は千金といいますが、最近それを実感しています。

そんな大切な時間を無駄にしてしまわないように、大学での過ごし方を後悔している私が「いい大学の過ごし方」について私が気をつけておくべきだったと思うことについてお伝えします。

大学生活は4年しかない

まず、一番に意識するのは大学を卒業した後のことです。大学は普通は4年で卒業します。卒業後はどんな道に進むかに関わらず、自分の力でお金を稼いで生きていくことになります(今のところ私はそうなっていませんが…)。

大学生活がどんなに楽しくてもその時間には必ず終わりが来ます。大学生活は昆虫でいう繭の状態で、今後社会にはばたくための準備をしなければいけない時間なのです。

大いに楽しむことは人生に彩りを与えますが、楽しむばかりではやがて来る就職活動とその後の人生を乗り越える力が足りません。

楽しい時間には終わりが来ること、その後に備えて準備をすることを頭の片隅に置いておく必要があります。

奨学金は借金

大学生活を送る上で奨学金は大いに役立ちます。無利子のもの、利子が非常に安いものもありますがまず大前提として奨学金は借金であることを覚えておかなくてはいけません。

私は両親のおかげで奨学金を背負うことはありませんでしたが、同期や後輩、先輩が奨学金の返済で苦労している事を聞きました。

奨学金の返済は卒業後から重くのしかかってきます。もしも大学進学に奨学金を使うつもりなら、奨学金という名前ではなくローンや借金と言い換えてみましょう。

数百万円の借金を負ってまで大学に行く理由があなたにあるでしょうか。

大学に行く目的をはっきりさせよう

私のようにぼんやりと「就職に有利だから」なんて理由で大学に行くと、就職に有利になるなんてことにはなりません。正直なところ、どの大学に行ったかよりもその大学で何をしたかの方が就職には大切です。

今は半数以上の人が大学に入る時代です。大学生なんていくらでもいます。大学生という肩書きよりも、大学で何をやったかが求められています。

では、大学に行く目的とはどんなものでしょうか。簡単にまとめてみました。

資格取得のため

大学出なければとれない資格というものは沢山あります。例えば学芸員、教師、医師の資格も大学の講義や卒業が必要になりますよね。

こういった職業につきたいのなら、資格の取得要件を満たした学校に行かなければいけません。

就職に有利になるため

就職を有利にするために大学に行くという目的もありますね。まず、大学の名前というものは就職活動において大きな武器になります。

上で言ったように大学に行ったことよりも大学で何をしたかの方が大切な時代ですが、一部有名大学であれば他よりも有利に立ち回れることは事実です。

例えば日本の最高レベルの大学である東京大学や京都大学、東北大学などの学生であればかなり高いレベルを持っていることは当然のように思いますよね。他の大学出の人よりも求めるハードルは上がります。

私が面接官なら、よっぽど履歴書に変なことが書いてない限りとりあえず書類は通してひととなりを見ようとします。

有名大学であれば、就職活動ではある程度有利に立ち回れることでしょう。

また、特に文系の大学生であれば結構自由な時間を持つことができます。その時間を生かして日本各地を巡ってみたりボランティア活動に精を出したり出来ますね。

そういった経験は、いわゆる「人柄採用」にいい影響を与えてくれることがあります。大学で得られる自由な時間を使うというのも、就職をする上での武器になりえます。

やりたいことをするため

大学生活をより良いものにするには多分これが一番だと思います。やりたいことができる大学に行きましょう。

ここでのやりたいことというのは、趣味レベルではなく生業にしたい、一日中そのことを考えていても苦にならないレベルのやりたいことです。

例えばお城の歴史を調べたい。例えば海の生き物を調べたい。また、数式に囲まれていれば幸せだとか、ロボットを開発したいとか、イラストで生きていきたい、デザインがしたい、といった自分のやりたいことを突き詰めたい人はそれが出来る大学に行くべきです。

あるいは専門学校でもいいかもしれません。やりたいことを突き詰めた学校生活の先には研究者への道や職人への道が待っているはずです。

求道者としての道は険しく、苦しいものになるはずです。しかし、自分がやりたいことであればどんな苦しい道でも乗り越えられるという覚悟と自信があるのなら、この道は輝いていることでしょう。

あなたはどうして大学に行きたいの?

ここで、一番の根源に切り込んでみましょう。

あなたは、どうして大学に行きたいんでしょうか。あるいは、どうしてその大学に行ったんでしょうか。

私は周りに流されて目的意識もなく大学に行った結果、たのしいよねんかんを過ごすだけに留まってしまいました。

これは、高校時点でやりたいこともなく将来への目標も持てなかった私の責任です。もしも私が人生をかけてやりたいことが見つかっていれば、どんな反対があってもその道を追求できたでしょう。こんな骨の入っていないふにゃふにゃになることもなかったはずです。

学校選びは人生を大きく左右します。運が悪ければいじめや無理解の犠牲になるかもしれません。

親をやっている方へのお願い

子供がいる親の方は、ぜひ早いうちに子供のやりたいことを見つけさせてあげてください。それがどんなに大変なことでも、荒唐無稽なことでもすぐに挑戦させてあげてください。

挑戦させずに諦めさせるようなことはしないでください。挑むことを覚えない子供は目的を持つことができません。それは不幸です。骨の入らないクラゲのような人間になってしまいます。

ぜひ、できれば高校に入る前にやりたいことを見つけさせてあげてください。そして、全力で応援してください。それが子供の自立を促すことに繋がります。

将来に不安がある学生の方へ

もしあなたが目的もなく大学に行ったのなら、そして将来やりたいこともなく不安を感じているのなら、まずは大学卒業後の自分を考えてみてください。

想像した未来のあなたは何をやっているでしょうか。

そして、未来のあなたになるために今あなたが出来ることは何でしょうか。

もしも思い浮かべたあなたが実現不可能であるならば、その夢はゲームの中や創作物の中に入れましょう。なんならあなたが書いてしまってもいいかもしれません。

実現可能な夢なら簡単です。未来のあなたになる方法を調べて実践していけばいいんですからね。

不安は無知からやってきます。オバケや幽霊が恐ろしいのは、それが何だか分からないものだからです。暗闇に閉ざされた山道や路地裏は、何が出てくるか分からないから怖いんです。

今を知り、未来のためのロードマップを作れば不安は小さくなっていきます。

ますは未来の自分を出来るだけ精巧に思い浮かべることから始めてみましょう。

まとめ

今回の記事は長々といろいろ書きましたが、簡単にまとめると「私は大学に目的意識もなく行って後悔している。今悩んでいる人はちゃんと目的を持って行けよな!両親は子供のやりたいことをさっさと見つけて応援してやれよな!」ということです。

後悔は人生を歩くうえで避けては通れませんし、時には後悔が人に深みを与えてくれます。しかし、しなくてもいい後悔ならしない方がいいです。

楽しいことの多いほうが人生を歩む意義も感じやすいですからね。私の懺悔みたいなものですが、これが悩める学生の役に少しでも立てればこの後悔にも意義があるような気がします。

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