NHKのあさイチで突っ張り棒の特集がされていました。DIYをする身としては、決して無視できない面白い突っ張り棒の活用法が紹介されていたので、ぜひこの記事でも紹介されてもらおうと思います!
突っ張り棒とは
みなさんは突っ張り棒というとどういうイメージを持っていますか?私は、衣装棚などの大物家具が地震で倒れないようにするための防災器具だというイメージを持っていました。
でも、最近は突っ張り棒を使って、収納や棚を作るなどインテリアとしての活用がされているようです。
突っ張り棒というと、こういったものが一番最初にでてきます。これは転倒防止が主ですが、工夫次第でもちろんインテリアとしても活躍します。
突っ張り棒で棚を作る利点
普通の収納としては、専門の家具を買って組み立てた方がいい場合もあります。特に収納力と保存性では、普通の家具の方が良いでしょう。
では突っ張り棒で作る収納はどこが優れているのでしょうか。私が考える突っ張り棒収納の利点は、形に囚われない自由度と壁を傷つけない気軽さです。
壁を傷つけずに棚や収納が作れる
家具を買うときには、部屋とのマッチングに気を使いますよね。部屋全体を見回したときに、ちぐはぐなイメージを持ってしまうとどうしてもその場所が気になってゆっくりリラックスすることもできません。
床から天井まで壁を全て使える
壁から天井までの空間を全て使うためには、家に元から備え付けるか寸法を測ってオーダーメイドするしかありません。あるいは全て自分で作るかですね。
突っ張り棒の一種である突っ張り柱を使えば、一から自分で家具を作るよりも手軽に作ることができ、オーダーメイドよりもはるかに安く床から天井までの、壁の全ての範囲を有効活用することができます。
サイズを自由に調節できる
既製品の棚は、取り付け位置が決まっているのでどんなに細かくても1cm単位での調節しかできません。
その点でいえば、突っ張り棒に加工を施したほうが自由度が高いものになりますよね。
2×4材を使った簡単突っ張り柱
2×4材を軸に、アジャスターを使って簡単に突っ張り柱を作ることができるキットが販売されています。
使いたいところであればどんな場所にも使えるので、とても便利に活用できること間違いなしです!2×4材に使えるアジャスターと突っ張り柱について解説します。
2×4材とは
2×4材とは、2インチ×4インチの幅で作られている木材です。主に住宅用の建材として利用されており、ちょっと大きいホームセンターに行けば簡単に入手することができます。
規格品なので他の木材よりも安く、幅広い用途に使うことができるDIYユーザーの心強い味方です。
アジャスターを使った突っ張り柱
2×4材を使った突っ張り柱は、アジャスターを使って天井や壁にテンションをかけて固定します。
2×4材の両端にアジャスターを取り付け、アジャスターのどちらか片方にあるネジやバネによって天井に押し付けて固定されます。
ディアウォール
2×4材や2×6材を始めとした規格木材を対象にしたアジャスターです。使うシーンに合わせて木材を選べるので、木材が太すぎるとか薄すぎるといったかゆいところに手が届くアイテムです。
上のリンクにある商品がディアウォールです。上側につける部分にバネが入っており、そのバネ力で天井に柱を押し付けます。2×4材のサイズさえ合わせておけば、工具なしで突っ張り柱を取り付けることができます。
突っ張り柱のアレンジ方法
突っ張り柱は、棚を付けたり金網をつけたり、フックを付けることによってどんな用途にも使うことができます。
アレンジの種類はまさに無限ともいえますが、ヒントとしていくつかの例を紹介します。
壁面を棚に
2×4材は幅が広い方を壁に垂直になるように設置すると耐荷重の面で有利です。漫画本などを入れるのであれば、2×4材よりも幅が広い2×6材を使うと丁度いいサイズになりますよ。
こちらは2×6材用のディアウォールとなっています。2×6材なら、文庫本程度のサイズならはみ出すことなく収納することができます。
洗濯機上の収納棚に
洗濯機は、結構なデッドスペースですよね。そこに掃除用具をおいたり、脱衣所ならタオルなどをおくことができれば便利だと思いませんか?
洗濯機の四方に突っ張り柱を立て、平板で棚を作れば簡単に洗濯機の上が収納に早変わりです1
こういった2×4材用の棚用の金具もあります。高さを合わせれば簡単に棚ができるので、ぜひ試してみてください。
仕切りに
広いワンルームは、開放感があって良いですよね。でも、家族が増えたり生活のスタイルが変わると部屋を区切りたくなります。
パーテーションでは野暮ったいですし、アコーディオンカーテンは大仰すぎます。突っ張り柱で仕切り、間に金網などを付けて小物や植物を取り付ければ、手軽に部屋の仕切りを作ることができます。
あくまでインテリアのひとつとして、部屋の開放感を損なわずに空間を分けることができますね。
突っ張り柱で注意する点
突っ張り柱は手軽に設置できるDIYユーザーの心強い味方ですが、弱点ももちろんあります。安全性にも関わるので、しっかりと考慮しましょう。
天井の裏に柱がある場所を選ぶ
天井は、床と違って場所によって強度が大きく変わります。まあ普通は誰かが触ったりする場所では無いので当然ですね。
天井板は強度が必要ないので薄い板であることが多いです。そのため、突っ張り棒の押し付ける力によっては天井板が曲がってしまい、うまく突っ張り棒にテンションがかからないことがあります。
そうなると突っ張り棒はフリーに動くので、簡単に倒れてしまいます。
特に棚を作るときには耐荷重と取り付け位置をよく考えるようにしましょう。
完全に固定されているわけではない
これは持ち込みの家具全般にいえることですが、しっかりと釘やネジで固定されているわけではありません。
そのため、地震が起きると倒れてしまうことがあります。万が一倒れても下敷きにならないように、突っ張り柱を取り付ける場所はもし倒れてしまっても問題がない場所にしましょう。
突っ張り棒でオシャレに部屋を彩ろう
突っ張り棒を使うことで、見せる収納にもオシャレなインテリアにもすることができます。ネットにも活用事例が沢山あり、どれもとても面白い工夫がこらされています。
ぜひ一度調べてみてください!きっとあなたの求める部屋のコーデディネートに合う突っ張り棒の活用法が見つかりますよ!
コメント