日曜ドラマ：真犯人フラグをみての感想

2021年も夏が終わり、秋ドラマの季節になりました。色々なタイプのドラマがあり、どれをみるのかとても悩ましいです。

今回紹介する真犯人フラグは、先日第一話をみて今後の展開がとても気になるドラマです！どんな点が面白かったか、感想を書いていきます！

真犯人フラグとは

今秋の日テレ日曜ドラマである「真犯人フラグ」は、AKB48のプロデュースなどで知られる秋元康氏の企画・原案によるオリジナルドラマです。主演である西島秀俊さんをはじめ、豪華なキャストによるミステリドラマとなっています。

運送会社で勤務している相良凌介は、妻と娘、息子の4人で仲睦まじい家庭を過ごしていました。マイホームの建設も決め、順風満帆だった生活は、ある日突然家族が失踪してしまったことで一変します。

警察に相談しても取り合ってくれず、途方に暮れた凌介は大学時代の友人で雑誌編集部の河村俊夫（演：田中哲司）にネットニュースで記事を出してもらうことにします。「炊飯器失踪」というセンセーショナルな名前であっという間に拡散し、テレビにも大々的に取り上げられるなど話は大きくなります。

しかし、話が広がるにつれて当日の凌介の行動などが疑問視され、「夫（凌介）が失踪事件の犯人なのではないか」という方向に話が動いてしまいます。

果たして凌介は無事に家族と再会できるのか、ネットの誹謗中傷はどうなっていくのかなど、目を離せない怪作ドラマの予感です！

ドラマ内では行方が分からなくなった家族を探すために家族写真をネットニュースで公開していました。やむを得ない状況だったところはありますが、本来はネットに顔だし、実名こみで公開することは非常に危険な事です。

写真の背景に映る風景や写真のデータ上にある位置情報から、簡単に地域が特定出来てしまうからです。

さらに、SNSアカウントや本名などの個人情報もたやすく把握される可能性があります。俗にいう「晒し行為」と呼ばれるものですね。

ネット上には様々な人がいます。普段の生活では会うことのないような人にも、ネットなら簡単に目に入りますよね。

そこで、自分の常識では考えられないような「非常識な」行動をしていると、義憤に駆られて口論になったり晒し行為になったりすることが良くあります。

質が悪いのは、その人々は誰もが自分の行いが正しいものだと思っているため、抑えが効かなくなっていることです。悪質な場合には、自分の意見に対立する意見を排除するために攻撃的な行動を繰り返したり、対立するアカウントに付きまとう「粘着行為」を行うようになります。

日本の行方不明者は、年間で86,933人です。そのうち所在が確認されたのは84,362人となっており、実に93％の人々が一年以内に消息が分かっています。

さらにいえば、行方不明者の多くが一週間以内に発見されています。

どうやら高齢者の徘徊や、家出によるものも多いので「家族が失踪した」というのは異質に感じますが、明確な事件性がないと警察も動くに動けないところもあるのでしょうね。

記憶に新しい失踪事件としては、2019年にキャンプ場から失踪した女児が未だに発見されていませんね。ニュースでも大きく取り上げられていたので、記憶に残っている方もいるでしょう。未だに発見されておらず、現代の神隠しとなっています。

家族が消えてしまった凌介は、これからメディアやSNSの誹謗中傷に晒されていくことでしょう。彼がそれにどう対応していくのか、そして家族が消えてしまった原因は何なのか、1話目から伏線のような思わせぶりな演技やカットが沢山出てきました！

そして真犯人フラグのwebページでは、真犯人の予想が投票できるようになっています。私はこれが無責任なネット批評家への痛烈な皮肉に見えるのですが、穿ちすぎた考え方でしょうか？

とにかく誰が失踪の原因となったのか、ネットを通して日本中を巻き込んだ推理ドラマに、目が離せませんね！

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真犯人フラグは、日テレ系の放送局で見ることができます。しかし、22時30分の放送ということもあり、見逃してしまったりすることもありますよね。

アプリ「Hulu」を使えば見逃してしまった過去話も見ることができますよ！ファイバースティックを使えば、テレビの大画面でHulu配信番組を見ることができます！

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