海沿いで生活している方や
冬季の塩カルによる愛車のサビに悩まれている
皆さん!
そもそも何故塩分がつくとサビるのか
ご存じですか?
原理が分かれば対策が分かります。
今回は塩分によって
どうして鉄がサビるのか?
どうしたら錆の進行を抑えられるのかについて
書いていこうと思います。
参考にしてくださいね!
サビの正体を探る!
自然界ではサビているのが普通
鉄は自然界では鉄鉱石という形で
存在しています。
鉄鉱石は酸化鉄の集まりです。
酸素を取り除く
「還元」を行うことによって
私たちが利用しやすい形に
作り直して利用しているのですね。
そのため、放っておくと
元の酸化鉄の状態に戻ろうとします。
つまり、我々が利用している鉄は
不安定な状態なのであり、
常にサビ=酸化する可能性と
隣り合わせなのです。
塩分がサビを加速させる原理
乾食と湿食
常温で鉄がサビる現象は、
乾食と湿食の二種類があります、
乾食は水分を介さずに
鉄と酸素の間だけで反応が起こります。
常温ではほとんど問題にならない程度に
緩やかな反応のため、
一般的なサビとは無縁です。
問題になるのは湿食の方です。
こちらは水分が鉄と酸素の仲介をします。
電気化学的な反応も起こるため、
常温でもどんどんサビが進行していきます。
潮解
湿食には塩は関与しません。
ではなぜ塩分が付着すると
サビやすくなるのでしょうか?
それは、塩には潮解といって
空気中の水分を吸って溶けるという性質があり、
空気中から水分を調達してしまうという
厄介な性質があるためです。
これによって、鉄の表面が常に
水分が存在してしまうため
湿食がどんどん進行してしまうのですね。
サビの進行を抑えるには?
酸素に触れさせない!
一番確実なのは
酸素に触れさせないこと
です。
鉄の表面を塗装で覆ってしまえば
酸素に触れることはないので
サビることはありません。
しかし、飛び石などで
塗装が剥がれてしまうことも
事実です。
また、可動する部位は
どうしても塗装が剥がれてしまいます。
塗装が剥がれたら
タッチアップペンなどで
こまめに補修してあげるのが良いでしょう!
塩分を落とす
サビの主な原因は湿食です。
表面が乾き、水分が無い状態にしてあげれば
サビの進行は防ぐことが出来ます。
そのため、凍結防止剤を撒かれた道を走ったら
なるべく早く洗車して塩分を落とす。
沿岸部なら露天駐車を避け、
頻繁に洗車することによって
塩分の付着を避けることです。
まとめ
塩分は直接サビを発生させるわけでは
ありませんでした。
しかし、塩分によって
錆が進行してしまうのは
変わりません。
塩分を洗い落とさない限り、
延々とサビが進行しやすい
状態になっているのです。
愛車に長く乗るためにも
そして中古の査定価格を維持するためにも
こまめな洗車が大切であるという
結論に達しました。
洗車をする際には
下回りも十分に洗ってあげてくださいね!
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