【自動車整備】スピンナーハンドルとは何か解説!

バイク整備

今回は、ソケットレンチセットにプラスアルファで持っておきたい工具として、スピンナーハンドルを紹介します。

自動車の整備をするときに、多くの場合ボルトやナットに触れることになります。ドレンボルトは多くが17㎜のボルトですし、多くの部品がボルトで留まっています。市販のソケットレンチセットには、ラチェットレンチが入っていることが多いですが、ラチェットレンチは回せる角度が決まっているのでボルトを回せない事が多いです。

スピンナーハンドルは構造が簡単なので壊れることが少なく、高いトルクを掛けたり雑に扱っても良い工具です(もちろん限度はありますが)。また、ヘッドがある程度角度を変えられるので、ラチェットハンドルでは回せない位置のボルトにもアクセスできます。

そんな便利な工具であるスピンナーハンドルの使い方と注意点、使用するタイミングなどについて解説します。

スピンナーハンドルとは

スピンナーハンドルは、ソケットレンチを接続できる頭の部分が前後にスイングする棒の形をしています。ラチェットレンチのように高速でボルトを回すことには向きませんが、構造が簡単なので大きな力をかけることが出来ます。また、頭の角度に自由がきくので、入り組んだ場所や狭い場所にあるボルトを回すことにも使えます。

特に小さいサイズのボルトが固着している場合、スパナや眼鏡レンチではトルクがかけられないことがあります。そんな時は、長いスピンナーハンドルで回すことが出来ます。

スピンナーハンドルの用途

スピンナーハンドルは主に締まったボルトを緩める最初の段階で使用します。眼鏡レンチを使えない凹部にあるボルトや、取り回しの悪い場所にあるボルトを緩めるのがスピンナーハンドルの大きな役割の一つです。

もう一つの大きな役割は、締め込みの最後の一押しです。ラチェットレンチでトルクをかけて締めこむと、ラチェット内のギアが破損してしまうことがあります。スピンナーハンドルは構造が簡単で安価なので、ラチェットに負荷をかけて使うよりもスピンナーを使って締めこみましょう。余談ですが、手で締められるのならば手で絞めた方がネジ山には優しいです。

スピンナーハンドルに使えるソケットレンチ

スピンナーハンドルとソケットレンチの接続部は、市販されているものでは6.3㎜、9.5㎜、12.7㎜の3種がメインです。自動車整備では9.5㎜と12.7㎜がよく見かけます。9.5㎜と12.7㎜のものを持っておけばまず大丈夫ですが、自分の持っている工具と相談して決めましょう。

1本よく使うサイズのスピンナーハンドルを持っておいてソケットアダプターを使うことで別のサイズのソケットに合わせるというのも経済的です。

スピンナーハンドルを使うときの注意点

固着したボルトを緩める時の注意点

特に小さいサイズの固着したボルトを緩める際の注意点です。特にロングのスピンナーハンドルを使って固着したボルトを緩めるときに、力の限り回すとボルトの頭がネジ切れることがあります。そうなるとボルトの残りをドリルでこじって破壊し、傷ついたネジ山を切りなおしたりボルト穴を大きくしたりしなければいけません。

非常に面倒なので、特に10㎜以下の固着したボルトを緩める際は潤滑剤などで十分に外せる状態にしてから挑戦してください。少しずつトルクをかけてください。嫌な予感がしたらすぐに力を抜いてください。

緩める際の手の位置

スピンナーハンドルでボルトを緩めるときは、緩める方向の先に硬いものが無いようにしてください。また、押して緩めるときにはスピンナーハンドルを握りこまず、手の平で押すようにしてください。

硬く締まったボルトが緩むと、一気にスピンナーハンドルが動きます。その時に動いた先に硬いものがあると、したたかに指や手の甲、後頭部などを打ち付けます。めちゃくちゃ痛いです。

締め込み過ぎに注意

スピンナーハンドルを使って締めこむときには、締め込み過ぎに注意しましょう。特に小さなボルトでは、眼鏡レンチでも締め込み過ぎによるネジ山の損傷やボルト頭のネジ切りが起きます。まあ、よっぽど思いっきり締め付けなければ起こらないので、ちょっと強めに締めるぐらいの気持ちでいたほうが安全です。締め込み不足が気になるなら、別途トルクレンチで締め付けトルクを確認することをおすすめします。

どうしても緩められないときの対処法

スピンナーハンドルを使ってもボルトが緩まないときがあります。そんな時は、工夫をすることで緩めることが出来る場合があります。その方法をいくつか紹介します。

蹴る

人間の体の筋肉で、腕よりも力の出る場所はどこでしょうか。そう、足です。インパクトドライバーのように、足でスピンナーハンドルを蹴ります。衝撃によってボルトを緩めることが出来ます。ただ、体勢やボルトの場所によっては使えず、しっかりとボルトにソケットレンチをはめていないとボルトが壊れる原因になります。

鉄パイプで延長する

スピンナーハンドルに鉄パイプを繋げることでハンドルの長さを延長し、より大きなトルクをかけられるようにします。固まって本当にどうしようもないボルトでなければ、外すことが出来るでしょう。

ネジを炙る

ネジをバーナーなどで炙ることで膨張させ、隙間を作って外す方法です。ネジ切る心配のある小さなボルトや、固着がひどい場合には試す価値ありです。炙るといっても赤熱するほど炙る必要はありません。バーナーの火力にもよりますが、数十秒も炙れば十分です。

まとめ

スピンナーハンドルは、主にボルトの緩め始め、締め込みの最後に使用する工具です。頭がスイングするのでラチェットハンドルよりもある程度自由がきくので、狭い場所での作業も比較的得意です。

タイヤ交換などの自動車の整備をする際には持っていて損はありません。1本でもあると便利ですし、安価なのでこの機会に検討してみてください。

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