【生活雑感】部屋の臭いを元から消臭する方法

生活

家に帰ってきて、なんか臭い…と思ったことはありませんか。実は部屋の臭いはホコリに繁殖した菌やカビから発生しています。臭いの元がある状態で消臭剤を使っても、根本的な解決にはなりませんよね。今回は、部屋の臭いを元から絶つ方法を紹介します。

臭いの元は雑菌やカビ

部屋のいやな臭いは雑菌やカビが原因です。嫌な臭いの多くは、雑菌やカビが皮脂などのタンパク質の汚れを分解するときに発生させます。発生した臭いの分子は、壁や天井、服や体について臭いを持続させます。

臭いを元から断つ方法

臭いを元から断つには2つの方法があって、まず臭い分子を取り除く方法、そして臭いの元である雑菌やカビの棲家やエサを取り除く方法があります。この2つの方法でそれぞれどんな事をすればいいのか解説します。

臭い分子を取り除く方法

臭い分子を取り除く方法は、さらに物理的に取り除く方法と分解、吸着させる方法があります。

物理的に臭い分子を取り除く方法

物理的に取り除く方法は、拭き掃除による壁や床の掃除です。臭い分子をぞうきんに移し、部屋から取り除きます。

分解、吸着させる方法

分解、吸着させる方法は、消臭剤や脱臭剤による方法です。香りを足すだけの芳香剤ではなく、臭いを吸着したり分解するタイプのものがこれにあたります。

臭いの元を取り除く方法

掃除をする

掃除をすることで、臭いの原因となる雑菌やカビを取り除きます。洗剤やスチームクリーナーで殺菌、消毒をすることで、新たな臭いの発生を抑止することが出来ます。

乾燥させる

布団は天日干しすることで、臭いを消すことが出来ます。これは日光による消毒効果でダニや雑菌の繁殖を防いでいるためです。また、カビは湿度を好むので浴室や水回りの水分を取り除くことで、臭いの発生を防ぐ効果があります。

部屋でも同様で、窓のサッシなどに結露が出来、そこからカビが繁殖することがあるので適度に掃除をしましょう。

ものを捨てる

ものが多いと掃除がし辛くなります。不要なものを捨てることで掃除がしやすくなり、臭いの発生源を減らすことが出来ます。

掃除が出来ないものには

スチームクリーナーの高温蒸気で変形する、洗剤をつけると色落ちする、コーティングがしてあるので水ぶき以外が出来ないという掃除が難しいものがあります。そういったものには、消臭剤や脱臭剤で対応しましょう。

消臭剤、脱臭剤を使う

消臭剤や脱臭剤は臭い分子を分解したり、臭い分子と結合して臭わない分子にして臭いを消します。使用する場所によって消臭剤が狙う臭い成分も違うので、使用する場所に合った消臭剤を使うようにしましょう。

芳香剤と消臭剤は全くの別物

商品棚で消臭剤と似た位置にあり、いまいち消臭剤と区別がつかないのが芳香剤です。しかし、芳香剤は消臭剤とは似て非なるもの。芳香剤は強い香りで嫌な臭いが感じにくくなるだけなので、臭いを消す効果はありません。間違えないようにしましょう。

日用品で消臭剤の代用品になるもの

消臭剤は化学変化で臭いを消します。そういったものが苦手な方もいますよね。そんな方は、普段捨ててしまっている意外なものの消臭効果を試してみましょう。

炭を使う

よく脱臭剤として販売されている備長炭ですが、炭の脱臭効果は本物です。炭の表面に開いたたくさんの細かい孔は臭いを吸着する効果があり、実際に商品として販売されています。

コーヒーの出がらしを使う

コーヒー豆も、炭と同様に細かい孔が沢山開いている構造をしています。これによって臭いを吸着する効果があります。そのため、コーヒーを抽出した後の出がらしで脱臭するという方法もあります。水分を含んだ状態では約2日、乾燥させた状態では約1カ月程度の脱臭効果が期待できます。

お茶の出がらしを使う

お茶の葉に含まれるポリフェノールは消臭効果があり、カテキンは殺菌効果があります。出がらしをよく乾燥させて部屋に置けば、天然の消臭剤として使用することが出来ます。

部屋の中で臭い分子がたまりやすい場所

臭いの元である雑菌やカビは色々な場所に潜んでいます。壁紙の中、サッシの隅、床、家具の裏、カーテンなどなど、目につく場所の殆どにいるものです。多くは日常の掃除できれいにすることが出来ますが、今回は特に掃除がしづらく、臭いの発生源になる場所を紹介します。

掃除しづらく臭いの元になりやすい場所

カーテン

カーテンを洗ったことはありますか?大物で取り外しも大変なカーテンは、一度付けたら交換するまで外さない方も多いんではないでしょうか。

実は臭いの分子は布の奥まで入り込みます。カーテンには、雑菌やカビから発生した臭いの元はもちろん、生活臭も沁みついています。

イス、ソファの座面

イスやソファに座ると、体から出た汗は座面に吸収されます。汗は雑菌やカビにとっての最高のエサで、臭いの元になってしまいます。掃除が出来れば良いのですが、しかし、イスやソファなんてどうやって洗えば良いんでしょうか。

ベッド

人は寝ている間も大量の汗をかきます。掛け布団や敷布団は定期的に干して洗っているでしょうが、マットレスはそうもいきません。なかなか干すのも大変で、ついつい敷きっぱなしにしてしまいますよね。

カーペット

カーペットは家具の下敷きになっていたりして、大きなものは動かすのも一苦労ですよね。カーペットは足の裏が触れる場所なので、当然汚れもたまりやすいです。特に毛足の長いものは肌触りはいいですが、掃除機ではホコリも吸いきれないのでさらに掃除が難しいです。

掃除しづらい場所の臭いを取る掃除方法

重曹を使う

重曹は弱アルカリ性で、臭い分子を吸着、分解する作用があります。水に溶かして重曹水を作り、カーテンやソファの布部分にスプレーすると簡単に消臭することが出来ます。

アルカリ性の洗剤を薄めて使う

アルカリ性の洗剤を薄くして使うことで、重曹と同様の消臭効果を得ることが出来ます。重曹と違い、硬く絞った雑巾で洗剤が残らないように拭き取る必要があります。

臭いを消して快適に生活しよう

嫌な臭いは、人の活力を奪います。逆に言えば、良い匂いであれば1日を気持ちよく過ごすことができるとも言えます。嫌な臭いが気になっているのであれば、普段の掃除にプラスして臭いを取る掃除もやってみてください。

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