光軸ずれについて

自動車

夜道を走っている時に、
対向車や後方の車両から強烈な光線を浴びて

「ぎゃ!」

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより 電撃を受けるアムロ・レイ

となった経験はありませんか?

その車両はもしかしたら
光軸調整が出来ていなかったのかもしれません。

光軸調整とは?

自動車の前照灯には
ハイビームとロービームの二種類があります。

ハイビームは別名走行用前照灯といい、夜間の運転時は
ハイビームでの走行が基本となります。

ハイビームは約100メートル先まで照らすことが出来ますが、
対向車や前方を走行している車両にとって
非常に眩しいものとなります。

そこで

ロービーム、別名すれ違い用前照灯が必要になります。

ロービームにはカットオフラインという
光線を遮るものがついており、
これを適正な位置に設定することで
眩しさを抑えることが出来るというわけです。

光軸が狂っているとどうなるか

まず車検に通りません。

車検に通らない

2015年から車検の基準がロービームを基準としたものになったためで、
それまではハイビームでの検査が標準でした。

ロービームで検査をするようになった理由としては、
LEDライトなどの輝度の高いライトが増え、
ロービームでも眩しくなったためです。

危険である

光軸がずれていると何が起こるのかというと、

上にずれていた場合

対向車に光線が直撃します。

目がくらんだ対向車がこちらに向かってきて正面衝突
なんてことも十分あり得ます。

下にずれていた場合

ロービームの照射距離は約40メートルですが、
これが下にずれるということは
その分見える距離が縮まるということです。

これは非常に危険です。

カットオフで切られた光軸は、安全に運転できる分の
最低限の距離で切られているため、

これ以上見えなくなると、
危険を発見してから停車しきれなくなる可能性があります。

左右にずれていた場合

日本では歩行者を発見しやすくするために
カットオフは左側が斜めに切られていて
歩行者を発見しやすくしています。

左にずれていれば歩行者を見ずらくなり、
右にずれていれば前方の車に光が直撃してしまいます。

光軸の調整

光軸調整についてはまた別記事で詳しく書こうと思います。

まとめ

光軸がずれたままの車両を運転することは、
自分も他人も危険に巻き込む大変危険な行為であることを
ご理解お願いします。

あと、LEDのポジションランプなどを
取り付けている方にお願いです

LEDの輝度を下げてくれ!眩しくて目がつぶれる!

参考資料

DIYラボ「ヘッドライト光軸調整をDIYで正しく行う方法」
https://www.diylabo.jp/basic/basic-20.html

DIYラボ「ヘッドライトのカットオフラインとは?」
https://www.diylabo.jp/column/column-125.html

カーネクスト「 光軸で車検に通らない!原因と正しい調整方法は?
https://carnext.jp/magazine/article/vehicle_inspection_optical_axis/

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