サイドブレーキは駐車時に使うブレーキです。焦っていたりするとサイドブレーキをかけたまま走ってしまうことがあります。
大抵はすぐに気づきますが、そのまま気づかずに走り続けてしまった場合はどうなるのでしょうか。今回は、サイドブレーキをかけたまま走った場合、どんなことが起きるのかについて解説します。
サイドブレーキの解説はこちらをチェック!
サイドブレーキは何のためにあるのか解説 | トロコスの雑記ブログ (torocos.com)
サイドブレーキをかけたままだと起きる現象
ブレーキが過熱する
サイドブレーキをかけたまま走ると、ブレーキが常にかかった状態で走る「ブレーキを引きずる」状態になってしまいます。そうなると、ブレーキをかけることで発生する熱が出続け、ブレーキが異常に熱くなって様々な問題を引き起こします。
フェード現象が起きる
ブレーキが熱を持つと、摩擦材が熱で溶けてガスが発生し、ブレーキが発生させる摩擦が減ってしまいます。つまり、ブレーキの効きが悪くなってしまいます。
ペーパーロック現象が起きる
ブレーキが熱を持つと、ブレーキの力を伝えるブレーキフルードが熱で沸騰して気泡が発生します。気泡が出来ると圧力を上手く伝えることが出来なくなり、最悪の場合ブレーキが効かなくなってしまいます。
サイドブレーキのブレーキシューが無くなる
サイドブレーキを引きずって摩擦材が無くなってしまうと、サイドブレーキが機能しなくなってしまいます。駐車時にサイドブレーキが使えなくなるのは危険ですよね。
ブレーキが利かない車を安全に停車させる方法
ブレーキが効かなくなった場合、車は危険な状態に陥ります。一刻も早く安全に停車させなければいけません。もしも車のブレーキが効かなくなったら、どういった方法で車を止めればいいのかについて解説します。
エンジンブレーキを使う
ギアシフトをセカンドにしたり、ローにすることでエンジンブレーキをかけ、速度を落とすことができます。安全に止まれる速度になったら、ギアをニュートラルにしたりブレーキを踏みなおして完全に停車させましょう。
安全地帯を使う
急な下り坂でブレーキが効かなくなった場合、道路わきに設置してある安全地帯に車を突っ込ませましょう。比較的安全に車を止めることができます。
壁やガードレールに擦りつける
安全地帯もなく、車を減速させるのが難しい場合は最終手段をしなければいけません。つまり、ガードレールや道路わきの壁などに車をわざとぶつけてむりやり車を停車させる方法です。
制御不能になり、対向車線に飛び出して正面衝突したり、横転して大事故になるよりはまだましな結果にすることができます。
サイドブレーキを引きずった時に起きる変化
サイドブレーキを引きずった時に起きる変化を解説します。普段とは明らかに違うので、「何か変だな」と思ったらサイドブレーキを確認しましょう。
- 加速が鈍い
- 焦げ臭い
- 異音がする
どれか1つでも感じたら、サイドブレーキの確認とメーターパネルの警告灯を確認しましょう。
サイドブレーキは解除を確認しよう
サイドブレーキは気がついたらメーターパネルの警告灯を確認するようにクセをつけておけば、どうしようもなくなるまでの事態にはなりません。もしも異常を感じたら、すぐに安全な場所に停車して車体を確認しましょう。サイドブレーキ以外にも異常を感じた原因があるはずです。
小さな違和感でも放っておくと取り返しのつかない事態になります。早め早めの対応を心がけましょう。
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