スマホが登場してからもう10年余りが過ぎました。もう私たちの生活には切っても切れないアイテムになっていますよね。
でも、使っていくうちに動作が重くなったり充電がすぐに切れてしまうのがスマホです。それに、毎年のように性能が上がったモデルが出てくるので、当時の最新機種でも数年で物足りない性能になってしまいます。
でも、スマホも安い買い物ではありません。10万円以上の買い物ですからね。なので、今回はスマホを長く使うために気を付けることを紹介します。
スマホの寿命は3~4年
スマホの寿命は3年から4年と言われています。アップル社のiphoneは、寿命を3年程度としています。他のスマホも同じようなもので、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアでは最大でも48回払い(4年での払い終わり)となっています。
バッテリーの寿命はさらに短く、大体2年程度で寿命が来るといわれています。
スマホが寿命を迎える理由
アプリケーションのアップデートの対象外になる
長くスマホを使っていると、アプリケーションのアップデートが対象外になることがあります。アプリの作動条件の最低条件以下になってしまったり、元のOSが古く、使う人がいなくなってしまうからです。
こうなると新しいアプリも入れられませんし、ハッキングなどの攻撃にも弱くなってしまいます。これはどんなにスマホを大事に使っていても逃れることができない環境的な寿命です。
記録容量がいっぱいになる
アプリケーションのアップデートや、ログが溜まってくるとスマホの記憶領域の要領が圧迫されていきます。
スマホが動作するためにはある程度の空き容量が必要です。
例えば作業机を想像してください。作業をするためには、ある程度のスペースが必要です。でも、新しい道具を入れたり作業した成果物が増えてくると、作業スペースがとれなくなってきますよね。
それと同じことがスマホの中でも起きています。
物理的に壊れる
落としたり洗濯してしまうと物理的にスマホは壊れます。落としてディスプレイが割れただけならまだ情報をサルベージできる可能性は残されていますが、水没させてショートしてしまうともう絶望的ですね。
バッテリーの寿命が来る
バッテリーの寿命が近づくと、すぐに電池が消耗して使用が難しくなります。
ガラケーでの話ですが、私は5年間同じバッテリーで携帯を使い続けていたことがあります。最後には、2分通話しただけで満充電から電源が落ちるようになっていました。
これはあくまで極端な例ですが、バッテリーが消耗するとスマホを使用していられる時間は短くなります。
快適にスマホを使い続けたいなら、バッテリーの寿命は大きく関わってきます。
スマホの寿命を伸ばす方法
スマホは1台10万円以上するものです。安い買い物ではありません。できることならなるべく長く使いたいですよね。
スマホを長く使うために、気を付けるべきことをまとめました。
バッテリーを労わる使い方をする
スマホの寿命を決める要素もうち、私たちが何とかできるのは壊さないこととバッテリーの消耗を抑えることです。
まずはバッテリーの消耗を抑える方法について紹介します。
高負荷のアプリを使わない
高負荷のアプリというのは、スマホゲームなどのスマホの性能をフルに引き出したアプリのことです。使っているとスマホが熱くなってきます。
スマホのバッテリーは充電回数によって寿命が大きく変わります。充電回数が多いほうが、寿命はみじかくなってしまいます。高負荷のアプリは電力をかなり多く消費するので、充電回数が増えるのは想像できますよね。
そのため、スマホゲームをやりすぎるとバッテリーの寿命を縮めることになってしまいます。
充電中にスマホを使わない
充電中にスマホを使うことは止めた方がいいです。充電と放電を同時に行うと、スマホに使われているリチウムイオン電池の消耗は激しくなります。
そのため、通常の使い方よりもかなり速くバッテリーが消耗し、寿命を縮めることになってしまいます。
バッテリーを15%以下にしない
バッテリーの残量が15%以下になると、バッテリーとしては過放電状態となります。
スマホを電源が切れるまで使い続けたことはありますか?その後、電源が入れられるようになるまでかなり時間がかかるはずです。
過放電状態からの再充電は、バッテリーに大きな負担がかかります。なるべくバッテリー残量の表示が赤色になる前に充電してあげましょう。
充電器は正規品を使う
よく、急速充電を謳っている充電器があります。長くスマホを使うつもりなら、正規品以上のアンペア数のものは避けたほうが良いです。
正規品以上のアンペア数の充電器は、本来流れるべき電流よりも強い電流を流しています。つまり、バッテリーやその他の回路にメーカーが想定しているよりも負荷を掛けています。
もちろんメーカーは安全域を設けているのですぐに壊れることはありませんが、スマホにとって良くないことは確かです。
スマホケースで保護する
スマホが壊れてしまうことは珍しいことではありません。落としてしまった、うっかり水没させてしまったなど、天寿を全うできないスマホは多くあります。
そういったものからスマホを守ることができれば、スマホの寿命をグッと長くすることができます。
耐衝撃性能の高いスマホカバー
スマホカバーをつけることで、落としてしまった時にスマホが壊れる可能性を減らすことが出来ます。
できれば液晶画面を覆えるタイプのものを使えば、液晶が割れてしまうことも防げますよ。
高温多湿の環境を避ける
スマホに限らず、電子機器は高温多湿の環境が苦手です。そういった環境での使用を避けることで、寿命を伸ばすことができます。
お風呂で使わない
スマホをお風呂に持ち込んで、動画や音楽を楽しみながらリラックスすることを生きがいにしている人も多いでしょう。でも、その使い方はしっかり対策をしないとスマホの寿命を縮めることになります。
お風呂はまさに高温多湿!そのまま持ち込むとすぐに使えなくなってしまうでしょう。また、水没したり水濡れしてしまう危険もあります。
スマホをお風呂でどうしても使いたいなら、専用のポーチやケースに入れて使いましょう。
日の当たるところに放置しない
日の当たるところは、実はかなり温度が上がります。
ガス缶の注意事項に「日の当たるところに放置しないでください」とある様に、日の当たるところに長時間ものを置いていると80℃近くまで温度が上がることもあります。
スマホにとって高温は害です。バッテリーの消耗はもちろん、液晶やその他の回路にも悪影響が出ます。スマホを日の当たる場所に放置することは百害あって一利なしなので、絶対に避けましょうね。
水場で使わない
水没、水濡れのリスクを避けましょう。スマホに書いてある完全防水は、水に濡れてもある程度大丈夫だよ!というものでしかありません。水に落ちることは想定していないんです。
特に充電ポートが水濡れしていると、充電時にショートしてそのまま…なんてこともあります。水濡れには細心の注意を払いましょう。
バッテリーの交換は購入店に相談しよう
バッテリーの交換は、数千円から1万円程度になります。今のスマホはほとんどがバッテリー内蔵型なので、交換には時間がかかり、スマホ本体のデータも初期化されます。
故障時のリスク低減のためにも、定期的に外部の記録媒体やクラウド上にバックアップを取っておきましょう。
バッテリーの交換は、スマホ修理サービスを利用することになります。各キャリアの修理相談ページのリンクを載せておきますね。
androidはキャリアごと
アンドロイド端末は、各キャリアが修理の窓口になっています。ここでは主要な3大キャリアのリンクを載せておきますね。
一番確実なのは、購入した販売店に聞いてみることです。まずは電話で相談してみましょう。
NTTdocomo
au
SOFTBANK
iphoneはAppleストアへ
Appleストア
大切に使えばスマホは応えてくれる
スマホはもう私たちの生活に欠かせないものになりました。スマホを触らない生活は、もう1日も想像できないのではないでしょうか。
そんな大切なスマホですが、適当に扱うと簡単に壊れてしまう精密機器であることは疑いようもありません。どうか買い替えるその時まで、大切に扱ってください。あなたが大切にした分だけ、スマホも応えてくれますよ!
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