【役立つ知識】自衛隊式土嚢の作り方

生活

昨日今日と全国的な豪雨で洪水警報の出ている地域もありますね。ここ十年くらいで雨の降り方が強烈になっていると感じられます。どんなに憂いていても個人で原因をどうにかすることは出来ないので、対策を立てるほかありません。

今回は、豪雨対策として自衛隊式の土嚢の作り方と積み方をyoutubeで見つけましたので紹介します。見た目が石垣のようにきれいで、きちんと積めればかなりの耐久性があります。

そもそも土嚢は何のために使うもの?

土嚢は、布製の袋に土を詰めて使う土木資材です。我々が普段目にするもののほかに、重機での作業を前提にした大型の土嚢も存在します。水害の応急対策のほか、土木作業全般に広く使われます。

軍事での土嚢の役割

土木作業に使われる土嚢が自衛隊で使われているのは、土嚢によって、どこでも防弾効果のある防壁を作ることが出来るためです。きれいに土嚢を積むことで、より強固な防壁とすることが出来るのです。

自衛隊式土嚢の積み方

土嚢の土の詰め方

土嚢に土を6割ほど詰めます。

土嚢1段目の積み方

土嚢を台形に成形します。隣に同様に土嚢を置き、隙間が出来ないように同様に台形に整形します。

土嚢2段目以降の積み方

1段目の土嚢の上に、1段目とずらして2段目を積み上げます。十分な高さになるまで同じように2段目以降も積み上げます。石垣のように上に行くほど積む面積を減らし、全体が台形になる様に積みましょう。

土嚢の買い方

土嚢はホームセンターで購入することが出来ます。値段も安いものですが、とにかく数が必要なので不足しないようにしましょう。

スコップも必要です。庭から土を採るのであれば、踏み固められているはずなので大きめの権スコップが良いでしょう。

素手での作業は慣れないと怪我をしやすいです。作業時は軍手を使いましょう。軍手は日常の掃除でもサッシのホコリ取りなどに活躍してくれる便利なやつです。ぜひ常備してください。

土が無い時は?

都市部で近くに土が無い場合もありますよね。そんな時にも防水に使える道具を紹介します。

吸水土嚢

土の代わりに吸水素材を使用して土嚢を膨らませます。吸水ポリマーは使用するたびに性能が落ちていくので、使用回数に限度があります。

水嚢

土の代わりに水を入れる土嚢です。水を入れるだけで出来るので、ビニール袋でも代用が可能です。問題点は、傷がついて穴が開くとぺしゃんこになってしまうことです。あくまで緊急時の代用品と割り切ったほうが良いかもしれません。

水害時は避難を第一に考えよう

土嚢を積んでも、それ以上の洪水が来たら意味がありません。また、積み方が甘く隙間から水が出てくることもあります。何日も水が引かないかもしれません。土嚢は家財を守るためのものと割り切って、避難の指示があった場合は避難することで命を守ってくださいね!

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