何らかのトラブルで、車が急に走れなくなることがあります。例えばオーバーヒートやパンク、そしてガス欠なんかですね。
ともかく自動車の故障や事故で道路上に停止してしまった場合、他の走行車両に停止車両がいることを知らせないと更なる事故に繋がりかねず、とても危険です。
でもそういうトラブルは急に来ますから、普段から意識していないとパニックになってどうしたらいいか分からなくなってしまいます。この記事ではそんな非常時にするべきことと、用意しておくべき道具について紹介します。
この記事を読んで、万が一車が止まってしまった時に冷静に対処するための知識を身に着けてください!
異常が起こったら
走行中に異常が起こり、もう走行が不可能であると判断したら、すぐにハザードランプを点灯させてから路肩に停車しましょう。
この時、できれば見通しのいい直線道路や広い場所に止めましょう。
通過車両の状況など、安全を確認したら同乗者をガードレールの外など安全な場所に退避させましょう。
安全を確認して停止表示板や発炎筒を使用して後続車等に自身の存在を周知しましょう。
警察やロードサービスに連絡するのは一番最後です。とにかく自車と周りの安全の確保が最優先です。
緊急セット
車が動かなくなった時のために用意しておくべき道具を紹介します。大体が追突などの二次被害を防止するためのものですね。
もしもの時の安全性を高めてくれるので、ぜひとも車に積んでおきたい装備です。
発炎筒(非常用信号灯)
発炎筒は自動車に車載義務のある物品です。これの搭載が無かったり、使用期限が過ぎている場合は車検に通りません。
基本的には助手席の足元に設置されています。
使用方法は、キャップを外してキャップ部についている摩擦部を先端に擦りつけることによって発火します。
マッチをつける要領ですね。
LEDなどで赤色の光を発生させる非常用信号灯も同様の効果をもたらします。個人的には発炎筒の方がモクモクと煙が出るので、周りの人が速度を落としやすいと思います。
AmazonにはLEDのやつばっかりです。楽天市場かyahooショッピングで買うといいですよ。こちらは大体1,500円ぐらいで買うことができます。
三角停止版
三角停止表示板は、後方の車両に停止している車があることを伝えるために道路上に設置するものです。
車載義務はありませんが、高速道路での緊急停止時には設置が義務付けられています。
故障等の場合の措置
道路交通法第75条の11
自動車の運転者は、故障その他の理由により本線車道若しくはこれに接する加速車線、減速車線若しくは登坂車線(以下「本線車道等」という。)又はこれらに接する路肩若しくは路側帯において当該自動車を運転することができなくなつたときは、政令で定めるところにより、当該自動車が故障その他の理由により停止しているものであることを表示しなければならない。
違反した場合罰金と点数が加算されます。搭載義務はないのに設置義務はあるってなんだかよく分からないですよね。
でも高速道路って基本的に緩いカーブが続く構造をしています。これは高速催眠現象を避けるための工夫によるものですが、発炎筒や発光信号を見つけてからでは安全な回避が難しいこともあります。高速道路を多用される方や高年式車に乗る方は特に常備しておいたほうが良いですよ。
設置方法は、ケースから取り出して組み立てるだけです。設置場所は車の50メートル以上後方に設置しましょう。いかに後続車に早く気付いてもらえるかが肝心です。
せっかく事故なく停車できても、玉突きで大事故になってしまったら財布にも車にも大ダメージです。設置するときは轢かれないように十分気をつけましょう!
こちらの三角停止板は1400円です。セールやっているのでAmazonプライム会員なら980円で買えますよ!
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水没時に水圧でドアが開かなくなった場合やドアが歪んで開けられなくなった場合に窓ガラスを破壊して脱出するための道具です。
トランクに入れていても意味のない装備です。ドアのブックホルダーやレッグレストなどシートに座ったままでとることができる場所に入れておきましょう。
使いかたはとても簡単。金属部分を力の限り窓ガラスに叩きつけるだけです。
海沿いや川沿い、低地などに住んでいる方は装備しておいたほうが良いでしょう。
水没車両からの脱出時は、完全に水没してしまった場合は破壊直後に水流が押し寄せてくるのでパニックにならないようにしましょう。
こちらも1,000円ぐらいで買うことができます。ガラス割りハンマーの柄の部分にシートベルトカッターもついています。シートベルトがうまく外れないときは容赦なく切っちゃいましょう。どうせガラスも割るので問題なしです。
まとめ
自動車が急に動かなくなった時の安全確保についてまとめます。
まずは安全に停車することを第一に考えましょう。
安全に停車できたら、発炎筒などでトラブルがあったことを周りに知らせます。三角停止板があれば、それも設置しましょう。
それが終わったら、自分や同乗者が万が一追突されても大丈夫な場所に避難し、警察や保険会社に連絡しましょう。あとは指示に従えばOKです。
トラブルがあると冷静に対処することはなかなか難しいです。しかし何かあった時の動き方を日ごろから頭の片隅に入れておくことで、対応力は全然変わってきます。「かもしれない運転」でいきましょう!
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参考資料
チューリッヒ保険会社「三角表示板とは」
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-warning-triangle/
JAF くるまなんでも質問箱
http://qa.jaf.or.jp/drive/highway/07.htm
グーネット「車検時に発炎筒の使用(有効)期限が切れていたら、車検は通らないのか」
https://www.goo-net.com/pit/magazine/30208.html
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