セルフ洗車場で見かける高圧洗浄機から泡が出る機能、自分で洗車するときにあれぐらいの泡で洗車できたら気持ちよさそうですよね。
でも自分でバケツに泡を作ると、どうしてもあのモコモコ高密度の泡になりません。泡の気泡が大きいのですぐに消えてしまうんです。
あのモコモコ泡を簡単に作れる方法をネットで探してみると、やはり同じことを思う人はいるようで簡単な改造フォームガンの作り方を見つけました。
そこで見つけた方法をもとに、噴霧器の小改造で出来るフォームガンを作りました!
イラストで噴霧器を改造したフォームガンの作り方を紹介し、実際に使ってみた感想をお伝えします。かなり満足のいくものになったのですが、手動なのでどうしても手間がかかります。
そこで、更に手間いらずなケルヒャーなどのフォームガンについても特徴などを紹介します。
泡洗車とは車を傷つけない優しい洗車方法
泡洗車とは、泡立てたシャンプーで車を洗うことです。泡洗車のメリットは、泡で汚れを浮かせることによって汚れを流しやすくするところです。
また、泡が緩衝材となってくれるので車体をこする時に洗車傷がつきづらくなります。
フォームガンとは簡単に高密度な泡が作れる装置
フォームガンとは、ホースやコンプレッサーの先に泡を作り出すアタッチメントがついているものです。空気や高圧水などの力で泡を作りだすので、いちいちバケツでガシャガシャ手を動かして泡を作る手間が省けます。
噴霧器を改造した自作フォームガンの作り方
100円ショップやホームセンターで売っている手で圧をかけるタイプの噴霧器があります。これを少し改造することで、モコモコの高密度の泡を作ることが出来ます。
ちなみに無改造の噴霧器に洗剤を入れても、悲しくなるような泡の出方しかしない…
絶対に改造しましょう!!!
今から紹介する改造で、まるで生クリームのような濃密モコモコ泡を出せるようになります。
ほんとうに簡単な改造でお金もかからないので、ちょっとした工作だと思ってチャレンジしてみてください。
用意するもの
キリ(穴あけ用)
小さな穴があけられればなんでもいいです。私はドライバーセットについているやつを使いました。ドライバーセットはどんな作業にも使うので、1家に1セットは必ず持っておきたい工具ですね。
アネックスのドライバーセットは数サイズのプラスドライバー、マイナスドライバー、そしてキリと、家庭で使うには十分なセットです。ねじ止めの電池のフタを外したり、トイレの水量を調節するときに便利ですよ。
キッチンの換気扇フィルター(切り取って加工します)
キッチンの換気扇に油汚れがつかないようにするフィルターのフワフワのわたの部分です。噴霧器に入れるのは2×10cm程度のサイズなので、大きめのフィルターを購入すればキッチンの換気扇フィルターに使えるので無駄なく使えます。
噴霧器
100円ショップやホームセンターの園芸コーナーに置いてある手押しポンプ式の噴霧器です。各社似たような作りをしているので、どれを買っても大丈夫だと思います。
ただ、洗車時には色んな角度に傾けるので逆向きでも噴射可能なものを買ったほうがいいと思います。
ホームセンターで探すのが面倒なら、リンクから買ってくださいね!2L容量のものなら、持ち運びに不便がなく丁度いいサイズです。
噴霧器改造型フォームガンの作り方
噴霧器の水の吸い上げ用のホースの上から1~2cmのところにキリで穴を開けます。
ノズルを分解し、ゴムのパッキンの前に2×10cmほどに切った換気扇フィルターを詰めてパッキンを元に戻し、ノズルを締めます。
これだけです!
自作フォームガンを使ってみた感想
泡洗車用のカーシャンプーが出ていますが、あれは対応したフォームガン用のものです。自作フォームガンんの洗剤は、普通のカーシャンプーで十分です。濃度は自分で調節しましょう。私はキャップ1杯分入れて、2~3回継ぎ足して使いました。使ってみると、生クリーム状のフワフワ、モコモコの泡が次々と出てくるので面白いです!
ちなみに私が使っているのはこのカーシャンプーです。全塗装色対応なのでどの色の車でも使えるし、ノーコンパウンド、ノーワックスなのでガラスコーティングされていても使えます。泡立ちもよく、コスパの良いカーシャンプーです。
泡をモリモリにしようと思うとドア半面ぐらいで圧が無くなるので、そのたびにシュコシュコしなければいけないので面倒ですが、今まで使ったことのない高密度の泡で洗車することが出来ました。
今までの手洗い洗車以上にきれいに仕上がった気がするので、達成感が全然違います。いや~気持ちよく洗車できた!
自作フォームガンを作るのにかかる費用
今回の自作フォームガンにかかった費用は
- 噴霧器(1,000~2,000円)
- 換気扇フィルター(200~500円)安いもので十分
だけなので、工具を除けば1,000円ちょっとで作ることが出来ます。「泡洗車やってみたい!」という方にはモコモコ泡での洗車を経験するには、十分に使えるものになっていると思います。
本格的なフォームガン
本格的なフォームガンは、高圧洗浄機やコンプレッサーなどの動力を使って泡を作ります。そのため、手動で圧をかけていた改造フォームガンよりも早く車を泡まみれにできます。
高圧洗浄機アタッチメントのフォームガン
高圧洗浄機のアタッチメントにフォームガンがあります。
多くのフォームガンが水だけを出せるように切り替えできるので、アタッチメントを付け替えずに洗車が出来るのでスピーディーに洗車をすることが出来ます。水と一緒に泡が出るので、泡が出たそばから流されてしまうのが欠点です。
ホースアタッチメントのフォームガン
園芸などに使用するホースのアタッチメントにもフォームガンがあります。これも高圧洗浄機のフォームガンと同様に水の力で泡立てます。しかし、圧が低いのでモコモコというよりは水と混じって泡だった水が出ます。モコモコ泡洗車をイメージしているとがっかりします。
こちらの利点は、ほかのフォームガンに比べて金額が安いこと、普通のホースで使えることです。泡洗車のためというよりは、洗車の時短に使えるフォームガンです。
エアーコンプレッサーアタッチメントのフォームガン
コンプレッサーの圧縮空気で泡立てます。水で泡立てないので泡が流れることも薄くなることもなく、高密度の泡をどんどん作り出せます。
欠点はコンプレッサーが必要なことです。このためだけにコンプレッーを購入することは経済的ではないですが、本格的にDIYを始めたり、エアガンでの塗装をやろうと考えているならば考慮に入れてもいいと思います。
取扱店舗
フォームガンを欲しいと思う人は少数派なのか、私が見て回った範囲のホームセンターでは店頭での取り扱いはありませんでした。取り寄せか、ネットショップでの購入が主になるでしょう。
2021/8/28追記
ホームセンターでエアーコンプレッサー用のフォームガンアタッチメントを見つけました。でも1種類だけだったので、自分で選ぶならやはりインターネットで買ったほうがいいです。
フォームガンは時短+楽しい
泡洗車は汚れが落ちるとかいろいろ言われていますが、自分の感覚では違いがよく分かりませんでした。
むしろ泡洗車で感じたのは、泡と戯れるの楽しいな!という面白さでした。子供のころのシャボン玉遊びとか、石鹸遊びでバスタブを泡まみれにした時の様な面白さです。
洗車は時に面倒に感じてしまうかもしれませんが、フォームガンで泡を出しまくって泡まみれになりながら洗車するのは楽しいです。大人の財力で大人の泡遊びとして、洗車を楽しむツールとしては
フォームガンを試してみるのは一考の価値ありです。
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