スタッドレスタイヤの寿命について

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kakkikoさんによる写真ACからの写真

冬場に凍結したり、降雪のある地域にお住まいか、
そういった地域に行く予定のある方は、
スタッドレスタイヤを履かれている方が多いと思います。

まだ溝があるから大丈夫、と
5年以上同じタイヤを使用したりしていませんか?

あるいは、夏場も使用したりしていませんか?

その行為は、安全性や経済性に悪影響を及ぼしているかもしれません。

今回は、スタッドレスタイヤの特徴と、
保管方法について書いていきたいと思います。

スタッドレスタイヤとは?

まず、スタッドレスタイヤとは何かについて説明します。

スタッドレスタイヤの「スタッド」とは、「鋲」のことです。

スタッドレスタイヤが一般化する以前は、雪道や凍結路では
タイヤに鋲の付いたスパイクタイヤが一般的でした。

スパイクタイヤと使用の規制

スパイクタイヤは、鋲が抜け落ちたりアスファルトを引っかいたりと
路面に大きな負荷を与えます。

また、発生した粉塵が人体に与える影響などが懸念されるとともに、
町の景観も悪くするものでした。

そのため、1991年4月1日から、スパイクタイヤの舗装路上での使用が
禁止されることとなりました。

スパイクタイヤの後継として、冬季に安全に使用できるタイヤとして
開発されたのが、「スタッドレスタイヤ」なのです。

スタッドレスタイヤの仕組み

スパイクの付いていない状態で必要な摩擦力を生み出すために、
スタッドレスタイヤには様々な工夫が凝らされています。

ブロック状の深い溝

スタッドレスタイヤには夏タイヤと比べて、ブロック状の深い溝が切られています。

これは雪に食い込んで雪に引っかかりながら進むための仕組みです。

サイプ

また、ブロックの接地面にサイプと呼ばれるぎざぎざの溝が切ってあります。

これはサイプに凍結路の水分をしみ込ませることによって、
氷上の水膜をはがし、路面と接触させる効果があります。

コンパウンド

スタッドレスタイヤのゴムには、摩擦力を上げるために
ガラス繊維や鶏卵の殻などをわざと混ぜ、路面に引っかかるようにしています。

また、低温時に柔軟性を維持するために、気泡などを混ぜています。

これらの工夫によって、スタッドレスタイヤは
冬季での性能を発揮しているのです。

スタッドレスタイヤの弱点

スパイクタイヤに代わって冬用タイヤとして一般的になった
スタッドレスタイヤですが、その性能は完ぺきではありません。

あくまでも夏用タイヤよりはマシなもの、という認識でいたほうが
安全です。

スタッドレスタイヤの危険な部分について、説明します。

降水時の性能低下

スタッドレスタイヤは、あくまでも降雪、低温、凍結に対して
性能を調整しています。

そのため、降水時には水はけが悪く、水膜にタイヤがとられてしまう
「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなる場合があります。

高温時の性能低下

スタッドレスタイヤは低温時での使用が前提です。

そのため、高温になってくるとゴムが柔らかくなりすぎ、
十分なグリップを得ることが出来なくなる場合があります。

タイヤの履き替えが面倒だからと、夏場もスタッドレスタイヤを
履きっぱなしにするのは、高価なスタッドレスタイヤを無駄に消耗する
だけでなく、安全性にも悪影響を与えています。

長期にわたる使用

スタッドレスタイヤは冬季にしか使用しません。

そのため、走行距離が短くなりやすいです。
しかし、だからといって経年劣化は避けられません。

基本的には製造から3~4年が
スタッドレスタイヤの寿命とされています。

また、乾燥した路面を走る状況が多いほど、
スタッドレスタイヤの消耗は激しくなります。

製造年月の確認方法は、タイヤの側面に記入されている
4桁の数字を確認しましょう。

上2桁が製造年(西暦)、下2桁が製造週となっています。

CMの影響

よく見るスパイクタイヤのCMでは、積雪路でも氷上でも
ビシッと止まっていますが、われわれの運転ではそんなことは
出来ないと考えましょう。

基本的には止まりません。

あくまでも雪道、凍結路での運転の基本は
低速、急の付く動作をしない、です。

スタッドレスタイヤはそれを手助けしてくれる程度のものだと考えましょう。

保管方法

スタッドレスタイヤに限らず、タイヤはゴム製品です。

ゴムの大敵は、

  • 日光(紫外線)
  • 温度変化
  • 圧力

です。

これらのゴムに掛かるストレスをなるべくかからない保管方法は、

屋内の乾燥した場所に布をかけて、ホイールがついているのであれば
平積みで、下に板や布などを敷いて保管する。

です。

屋内に置くことで日光から守り、
布をかけることで水分やほこりから守ります。
(ビニールは湿気を逃さないので×)

平積みにすることでタイヤが一部分だけ変形することを防ぎ、
床に何かを敷くことで床に色が移ることを防ぐことが出来ます。

なるべくこれに近づけることで、タイヤの寿命は長くなることでしょう。

まとめ

冬の道を走行するうえで大きな助けになってくれる
スタッドレスタイヤですが、

あくまでも安全のカギを握っているのは運転者である私たちです。

スタッドレスタイヤや、車の性能を過信することなく
安全に運転したいものですね。

今回はここまでです。
ご覧いただきありがとうございました。

参考資料

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